Slowの色々

日常で気づいたことや新日本プロレスについて書いていきます。いつもお昼の12時頃に記事を投稿しています。

全日本プロレス 2018 旗揚げ記念シリーズ [最終戦] 10.21 神奈川・横浜文化体育館 試合感想

最初に

全日本プロレスの感想を書いていこうと思う。 試合から一ヶ月過ぎてしまったが自分の中で引っかかるものがあったのでアーカイブ的に残そうと思う。

なぜ全日本プロレスの試合を見ようと思ったか?

全日本プロレスは今年のチャンピオンカーニバルはちょこちょこ見ていたのだが、その後は継続して視聴はしていなかった。 これは全日本プロレスが面白くなかったと言うよりは私の可処分時間が少なかったからだ。 現在、私は新日本プロレスを継続して視聴しているが新日を追いかけるだけでもしんどく、他にも趣味やするべきことがたくさんあり、なかなか他の団体を見る時間が出来ない。 よく新日本プロレスファンは他の団体を見ないと言うが、学生でもない限り他団体を見る時間を増やすのは負担も大きく難しいだろう。

じゃあなぜ見ようと思ったのか?

なぜ全日本プロレスを今回見ようと思ったのかというと単純にポスターがかっこいいのとTAJIRIのツイートからだ。 ポスターを見れば分かるが黒と赤を背景に両者が仁王立ちをしているというシンプルな構図になっている。

私の中途半端な知識で申し訳ないがプロレスのポスターというのは出場選手が多数掲載していて、少しごちゃごちゃした物が多いイメージだ。 しかし、このポスターはシンプルでかっこいいものとなっており、キャッチフレーズも王者か、覇者か、という気になるものになっている。 大体こういう気合の入ったポスターを作るということは試合も面白いものになると相場が決まっているのでこれが見ようと思った1つ目の理由だ。 二つ目はTAJIRIのツイートだ。

このTAJIRIの力評を見てこれはもしかしたら面白い試合になるんじゃないかと思った。 私は力という選手は残念ながらあまり詳しくないのだが、力道山の孫で性格は良くも悪くも純真無垢でまっすぐ、技はチョップしか出せないというイメージがある。 そんな力がTAJIRIGAORA TV王座に挑戦するために履歴書を送るという礼儀正しいけど風変わりな力らしい方法で挑戦表明をした。

このアイデアは力本人のものかそれとも他の人の助言によるものなのか私の少ない知識では分からないが私は力のキャラクターのイメージ通りで面白く感じた。 このあとどうしても気になってしまいTAJIRI百田家家庭訪問面接という全日本プロレスTVの動画を見ることにした。 動画の内容はTAJIRIが百田家に家庭訪問して力を面接するという動画なのだが父親の百田光雄が心配そうに眺めたり、面接で子供の頃の力少年にどう話しかけるかという質問に対しての力の答えなど見どころがたくさんある。 これを見てしまうとやはり前哨戦からしっかり試合を見ておかなければという気分になってしまう。 前哨戦を実際に見てみるとTAJIRIウルティモ・ドラゴン、KAMIKAZE、渕正信西村修という選手がいる中で私は力以外目に入らなくなってしまった。 何故かと言うと渕正信のアピール中に力が暴走しTAJIRIに突っかかったからである。 あまり他の選手のアピール中にそういうことをする選手は見たことがなく、それ以降はずっと力の行動を目に追っていた。

このツイートどおり前哨戦をしたくなかったと書いてあったが前哨戦なしではもしかしたら私は今回のGAORA TV王座戦を観戦しなかったかもしれないので縁というのは不思議なものだ。

GAORA TVチャンピオンシップ【第16代王者】TAJIRI VS 【挑戦者】力

ここまで力について書いてきたが実際の試合の感想を書いていこうと思う。 試合前にTAJIRIは力対策に毒霧を吹かずに右腕を壊すと発言したが本当なのかどうか分からない

そもそも前哨戦はしたが上記のような感じだったのでどんな試合になるかイメージさえ沸かなかった。 試合はTAJIRIが毒霧を吹かずに力の腕を壊しにかかる展開になった。 その腕の攻め方も力道山の孫に木村ロックという物語を感じるものになっていた。 感想としてはTAJIRIが相手だからというのもあるが伝え聞く噂と違ってプロレスの試合として面白いものになっており意外だった。 TAJIRIはそんな力のことをこう評価している。

確かに私もイメージしていた不器用な力とは違い、ある種の器用さを感じる。 解説では力のことをブサイクな試合だが応援したくなるという評価をしていたが、これは力の一面しか見ていないように思う。 確かに力の動きはロボットみたいで持っている技も少ないが観客の心を掴むという部分では上手い部類に入るのではないかと感じる。 力はこの試合二回チョップを鉄柱にぶつけて観客を盛り上げた。 これは力の定番ムーブなのかどうか私には分からないし、TAJIRIのサポートもあったが観客が今何を求めているのかツボが分かっててやっているのではないかと推測する。 このシーンだけを見てもただの純真無垢で愚直なだけのレスラーではないと考えを改める必要が私の中で生まれた。 入江茂弘との対戦動画を見ても普通に盛り上がっていたのでもしかしたら思ってる以上に良い選手なのかもしれない。 (あまりガンバレ☆プロレスに詳しくないが客層がこういう選手を応援したくなるからかもしれない。)

三冠ヘビー級選手権試合【第61代王者】ゼウス VS 【挑戦者】第6回王道トーナメント優勝者 宮原健斗

ここまで力について長々と書いてきたが本当に見たかったのはこの試合である。 見たい理由でも書いたようにシンプルでポスターがかっこいいのが観戦理由の一つだ。 宮原を初めてみたのは全日本プロレス 8.27両国大会 直前公開会見の動画だったと思う。

このときは小島が全日本プロレス諏訪魔と対戦するので会見を見ておくかという気持ちだった。 会見動画を見てもらえれば分かるが記者会見の最後に諏訪魔が暴れて終わる。 これを見た時に私は未だにこんなのやるんだと古臭く感じてしまった。 肝心の試合も試合前にジョー・ドーリングが諏訪魔に襲撃し、やりきれない感じに終わってしまった。 一方、会見で宮原を見たとき華のある選手が出てきたなと思った。 その後の石川との試合も見ごたえがあり、おもしろかった記憶がある。 じゃあ今回の試合は?というとこれも面白いものになっていた。 宮原は新日本プロレスの棚橋に似ていると言われているが宮原の持っている明るさやプロモーションの部分は似ているかなと思うが試合のスタイルは全く違う。 宮原を見ていて思うのだが全日本プロレスの他の選手と比べるとスピーディな戦いをするように感じる。 これは全日本プロレスには体の大きい選手が多いのでスピードで撹乱するためなのかもしれないし、それが全日本プロレスの中で宮原を大いに目立たせる。 ゼウスもパワー型の見た目をしていながらトペコンヒーロをしたり、宮原とのエプロンでの攻防も良かった。 試合が終わると館内は全日本コールが響き、宮原はゼウスに「一緒に全日本プロレス盛り上げましょう」と言い、握手をした。 この光景を見ると少年漫画のような熱いシーンで全日本プロレスの転機の一つを見ているような感じがして満足度の高い試合になった。

全日本プロレス頑張ってほしい

個人的には全日本プロレスには頑張って欲しいと思う。 現在国内団体で二位のDDT男色ディーノのドキュメンタリー動画でも言っていたようにパイの食い合わない方向で戦っていくと言っていた。

それもプロレスというジャンルを盛り上げるという意味では面白いし、現実でも高級寿司店や回転寿司店、スローファッションやファストファッションとジャンルは同じでもパイの奪い合わないものはたくさんある。 しかし、それでは新日本プロレスのライバルが国内で存在しないことになる。 AMDインテルの例に出すとインテルはCPU市場で一社独占状態であったがAMDRyzenを発表した後に市場が活性化し、インテルも性能をアップしたCPUを出し、競争が激化している。 この例をプロレスに当てはめるのは違うかもしれないが競争で市場が活性化するのは見ているこちら側としてはメリットが大きいだろう。

全日本プロレスに求めること

全日本プロレスを見ていてもったいないというところはYouTubeの動画関係のコンテンツが少ないことだ。 全日本プロレスTVにある宮原の歴史を綴った全日本プロレスアーカイブス サイコー宣言#1 ~宮原健斗特集~があるのだが加入者以外見ることができない。 これは権利関係のため仕方ないのかもしれないがある程度宮原のことを知っている加入者よりもまだ加入していない層にむけたほうがよいのではないか? 昨今のエンターテイメント事情は面白そうだから買うというよりも面白かったから買う、サブスクリプションに加入するという流れになっている。 ゲームや音楽でも無料で見て聞いて内容を知ってから購入したり、サブスクリプションに加入する流れができている。 これは逆に言えば知ってもらわないと誰もお金を出さないことになる。 昔ならジャケ買いで音楽やゲームを購入していたが今の時代は動画やレビューで内容を知ってから購入することになる。要は消費者は失敗したくないのである。 新日本プロレスDDTはAbema TVやYouTubeで無料で過去の試合や生放送をしており、知ってもらう機会はたくさんある。 一方、全日本プロレスYouTube動画は会見やダイジェストは充実しているがまだまだコンテンツが少なく感じる。 もっと今回の宮原の動画や過去の試合そのものの動画を期間限定でもいいので投稿したほうがより知ってもらう機会が増えるのではないか?

最後に

今回の興行は非常に満足度の高いものになった。 宮原とゼウスの戦いはもちろんTAJIRIと力の試合も面白かった。 この2つの試合の共通点はワクワク感だと思う。 TAJIRIと力の試合は前哨戦の感じから一体シングルはどんなふうになってしまうんだろうかとTAJRIIのツイートを見ながら妄想させた。 宮原とゼウスはポスターの出来と試合後の握手でワクワクさせてもらった。 プロレスは始まる前のこれどうなっちゃうんだろうというワクワクや終わった後に今後どうなるんだろうというワクワクっていうのが大事なんだと改めて感じた。 今やっている世界最強タッグリーグも面白いのでこれからは全日本プロレスを視聴し続けようと思う。

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