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カフェインの真実-賢く利用するために知っておくべきこと 感想

毎日コーヒーや紅茶、エナジードリンクを飲む人は多いだろう。
しかし、それらに含まれているカフェインがどのような働き方をするのか関心はあっても真実を知る人は少ないだろう。
本書はそんなカフェインを歴史、効能、規制から説明している。

カフェインは人々との付き合いが長くチョコレート、コーヒー、お茶、コーラ、エナジードリンクなどを通して摂取されてきた。
そんなカフェインの正体はメチル化キサンチンと呼ばれる白い粉であり、薬物でもある。
この白い粉が我々の体内に入ると頭の回転が早くなり、性格が明るくなる効果がある。
またそれだけではなく運動選手や軍の兵士がカフェインを取ると運動能力や心身の耐久力の向上が見られる。

そんなカフェインにもデメリットがあり、カフェインの影響が受けやすい人には不安感やパニック発作などの心理的不快感が見られるという。
またカフェインの摂取をやめると数日間は頭痛や筋肉痛、疲労感などに襲われるという。
確かにこれは私にも経験があり、カフェイン断ちをすると何もする気が起きなくなってしまった。

カフェインの作用にはメリットもデメリットもあるが体内でのカフェインの半減期は4~5時間になる。
これは経口避妊薬を利用している女性の場合はカフェインから受ける刺激が二倍になるので半減にかかる時間は二倍になる。
一方喫煙している男性の場合はカフェインから受ける刺激が半分になるので半減にかかる時間が半分になる。

本書ではそんなカフェインと上手に付き合うために標準カフェイン量(SCAD)という尺度を考案し、1SCADを約75mgとしている。
この測定法を利用すれば一日にどれくらいのカフェイン量を摂取しているのか理解しやすくなるという。

天然カフェインと合成カフェイン

上記でカフェインの効能を説明したが本書で面白いのは天然カフェインと合成カフェインである。
カフェインに天然も合成も無いだろうと思っていたが、本書ではその違いが説明されている。
天然カフェインはコーヒー豆のカフェインを二酸化炭素などを用いて取り除いたものや茶殻を精製したものを言う。
いわゆるデカフェコーヒーだ。デカフェコーヒーを飲んだ人には分かると思うだろうが風味が損なわれていてコーヒー味のお湯を飲んでいるようだった。
カフェインこそがコーヒーを飲む原動力なのだろう。
一方合成カフェインは尿素などから出来ており、多くは中国の工場で生産されているようだ。
どちらのカフェインも清涼飲料水に添加されており、合成カフェイン入りの清涼飲料水を嫌う人は日本で発売されているものを著者は薦めている。
これは厚生労働省が添加物への規制が厳しいからだという。

最後に

本書では上記に書いたカフェインの効能以外にもKカップ、エナジードリンク、カフェインの規制についても書かれている。
特にこういった本でエナジードリンクについて書かれている本は少ないので知識を深めたい人にはおすすめだろう。
本書ではコーヒーなどのカフェイン飲料を摂取したくなるのは風味が好みなのではなくただ単純にカフェインを摂取したいからだという。
私も毎日コーヒーを飲むがもしかしたら気づかないうちにカフェイン依存になっているのかもしれない。


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