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コーヒーの科学 「おいしさ」はどこで生まれるのか 旦部幸博 感想

最初に

以前、珈琲の世界史の感想記事を書き、この本の内容が面白かったのとある疑問が湧いたので同じ著者で姉妹本でもあるコーヒーの科学を読んだ。

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私は専門店でお気に入りのコーヒー豆を購入し、毎日飲んでいる。
やはり専門店で購入したものは明らかにインスタントとは味や香りが違い、これ以外のコーヒーは飲めなくなってしまった。
そこで疑問に思ったのがコーヒーの美味しさの秘密だ。
以前読んだカフェインの真実ではカフェインを摂取したいためにコーヒーを飲みたくなると説明されていたが、カフェインを摂取したいだけならインスタントコーヒーで十分ということになる。

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しかし、実際に私はインスタントではなく、専門店のものを飲みたいと思ってしまう。
そこでコーヒーのおいしさについて詳しく書かれている本書を読んでみた。

感想

本書はコーヒー自体の説明や歴史、そして味や成分、香り、焙煎、抽出、健康について科学的に解説している。
本書で面白かったのは苦味のおいしさの成立の話である。
コーヒーの苦味のおいしさを成立するには以下の4つの要因が関わってくることになる。
・飲む人自身の経験や学習
・社会的文化的な受容
・ほどほどの苦味の強さ
・苦味の種類や質感
特に苦味の種類や質感について苦味受容や味物質の口腔内ダイナミクス、苦味成分の主役の内容はブルーバックスということもあって非常に面白かった。
また、苦味以外にも酸味や香り、カフェインの薬理的なおいしさの話も非常に興味深かった。

最後に

本書はコーヒーの科学という題名の通り、コーヒーのおいしさを科学的に説明しているが理系だけではなく文系の私でも理解しやすい内容なのでコーヒー好きの人におすすめしたい一冊だ。
ちなみに本書の第三章で書かれているコーヒーの歴史を加筆したものが珈琲の世界史になる。本書が気に入った人は珈琲の世界史も読んでみると面白いだろう。


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