Slowの色々

日常で気づいたことや新日本プロレスについて書いていきます。いつもお昼の12時頃に記事を投稿しています。

ジェンダーってなんのこと? (国際化の時代に生きるためのQ&A 2) 感想

子供向けに分かりやすく書かれたジェンダーについての本 本書では生物学的な性と社会的に構築された性であるジェンダーについて説明している。

生物学的な性では男と女だけではなく、生まれたときに両性の特徴や生物学的な性別の区分があいまいなインターセックスについて語られている。 また、インターセックスの問題点について子供が男女両方の性器を持って生まれた場合に 親が子供の決断なしに手術することがあるという。 この問題についてオランダのスーパーモデルのハンネ・ギャビー・オディールが自身の体験を交えてコメントしている。

ジェンダーについてはWHOの定義とそれを子供向けにも分かりやすく説明している。 また、ジェンダーについて本書では男女の固定概念を守るのではなく、様々な有名人の事例と共に自分らしく振る舞うことを応援している。 また、簡単だがフェミニズムセクシャリティなどについても言及されている。

本書の感想としてはジェンダーについて分かりやすく書かれているが、専門用語が多いので小学校高学年あたりが対象になるだろう。 また、イギリスで出版された本なので本書で出てくる有名人は日本ではそこまで馴染みがない。 それゆえ、もしかしたら日本の子供には本書で書かれたことは遠い外国の話だと思うかもしれない。 もし親が子供に読ませるならその点は注意が必要だろう。

本書で特に気に入ったのはステレオタイプも認めていることである。 ネットや他のジェンダー本などにはステレオタイプ像を認めていない場合があるが、本書では個人のやりたいことを尊重している。 個人的な意見として社会は個々人のやりたいことや振る舞いにもっと寛容であるべきだと思っているので、子供向けの本にこういう記述があったのは。

ジェンダーについて子供に学ばせたい人や大人でも学びたい人にとっておすすめの一冊だ。