Slowの色々

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社会学入門 -- 社会とのかかわり方 感想

感想

本書は「出生」学ぶ/教え働く結婚・家族病い・老い死から科学・学問の7つのトピックを二人の著者が量的研究と質的研究の異なったアプローチで社会学的な知識を紹介している。

出生のトピックで量的研究では出生率の変化について数量データを用いて、「なぜ出生率が下がったのか」という問いに対して説明している。 数量データを分析すると母性愛という考え方の広まりや産業・教育の発展による女性の社会進出によって少子化が進んだことが分かる。 少子化を解消するには女性にとって子育てと仕事がしやすい環境を整えることが重要であると分かる。

質的研究では「妊娠・出産という経験は現在どうなっているのか」という量的研究ではアプローチしにくい問いに対してインタビュー・アンケートなどを通して説明している。 質的研究では「胎児」という概念を通して、自己決定の難しさが分かることになる。

このように7つのトピックを質的・量的の2つのアプローチで学んでいくことになる。 また、この2つはどちらも独立したものではなく、明らかにしたい問いによって使い分けたり、相互に補完するものだと本書を読んでいくと分かることになる。

終わりに

一般的な社会学の本では様々なトピックについて別々の専門家が執筆していることが多いが、本書は二人の著者が執筆しているので他の本とは違いまとまりがあるのが面白い。 また、社会学入門という題名通り読書案内もあるので、これから社会学を学んでいきたい人にはどの本を読んで学んでいけばいいのかが分かる。 社会学の調査方法を学びたい人にはおすすめの一冊だろう。